2015年6月1日発行1,200円+税A4ワイド/右開き/カラー/224頁ISBN978-4-88143-122-1 本号は、「裸の大将」で知られる画家・山下清の特集です。 障がいを背負ったが故に賛否両論が渦巻き、未だに美術(画壇)としての位置づけが明確ではありませんが、 弊誌では、その独特なキャラクターよりも、純粋な感性で生み出した貼絵から、 水彩、油彩、陶芸、版画にいたるまで、その美しい作品そのものに向き合います。 併せて、戦後70年に相応しく、昭和の風物詩を描いた山下清を鑑みた現代作家105人を紹介しています。 Vol.42 特集大衆の中の芸術家 山下清 山下清―生誕から終戦まで 文/服部 正 幼少期/八幡学園での指導/展覧会による画壇からの注目/放浪のはじまり 山下清―終戦以後 文/藤原 貞朗 昭和20~30年代/作品展とブームの到来/民芸窯巡り/貼絵リヴァイヴァル 現代絵画―心の旅、感動と記憶 純粋芸術―本有の感性 戦後70年 現代作家―芸術と安らぎ